あの空に広がるいくつもの未來を

団扇を持つ理由

私は中島裕翔くんのファンです。

10年ぶりの月9出演から始まり、グループとしては24時間テレビのパーソナリティを務め、主演映画と単発の主演ドラマが決まっており、裕翔くんとしてはとても充実した1年になったと思います。そして。裕翔くんのファンもたくさん増えた1年だと思います。

このタイミングでタイトルにあるように、私が裕翔くんの団扇を持つ理由についてここの書き記しておきたいと思います。

 

私が裕翔くんの団扇を持つ一番の理由は

「裕翔くんにちゃんとファンがいることを知ってほしいから」

私が裕翔くんのファンになったのは既に裕翔くんはHey!Say!JUMPとしてデビューした後のことです。なので、裕翔くんにファンがいることはわかっています。当たり前のことです。それでも、私は裕翔くんにちゃんとファンがいることを知ってほしいと思わずにいられなかった時期があります。

 

それは裕翔くんにお仕事がなかった頃の話になります。

個人的に2009年~2011年を裕翔くんのドン底期と呼んでいます。裕翔くんが自分の立ち位置について葛藤していた時期です。

この頃の裕翔くんはどこか自信がなさそうで、いつか消えてしまうんじゃないかと不安に思う儚さを持っていました。全て私が個人的に感じていたことですが、当時を思い出すと、裕翔くんに自信を持って欲しいという気持ちを思い出します。少なくても私の目にはそう映っていました。

裕翔くんはいつの時を切り取ってもとても魅力的な人です。それは、ドン底期でも言えることです。美しい容姿はもちろんのこと、いつまでも少年の心を忘れないところ、家族が大好きなところ、コンサートを全力で楽しむところ、常に笑顔を絶やさないところ、何事にも真摯に取り組むところ…挙げたらキリが無いくらい素敵なところがたくさんあります。私が応援しているアイドルはとても魅力的で素敵な人だよと大声で言えるくらい私は裕翔くんが大好きです。

 

だから、裕翔くんには自信を持ってほしかった。

「自信」という武器を持ってほしかった。

 

裕翔くんが自信を持つために一ファンの私ができること。

当時高校生だった私が考えた答えは、裕翔くんの団扇を持ち、ファンがいることをアピールすることでした。

 

団扇の数は目に見えてわかるファンの数です。私はファンの数は必ず自信に繋がると思っています。できることなら分身して会場を裕翔くんの団扇で埋め尽くしてしまいたい。何度もそんなことを思いました。でも、どう頑張ってもそんなことはできません。私の体は一つしかありません。一つの団扇しか持つことができません。

でも、たかが一つの団扇、されど一つの団扇。塵も積もれば山となる、です。微力だとわかっていても、裕翔くんの自信にきっと繋がると信じて私は団扇を持ち続けようと当時誓いました。裕翔くんに。自分に。

 

2014年に裕翔くんはインタビューで団扇の話をしてくれています。

 

当時、そんな中島の心中を察したのか、ファンが”何があっても応援するよ”といったうちわをライブで振ってくれることがあったという。

「それがすごい心強くて。うれしいなーと思って。めっちゃファンサービスしちゃった」

COLRSより

このインタビューを読んだ当時すごく嬉しくて泣いた覚えがあります。団扇がちゃんと裕翔くんの支えになっていたんだって。私が誓ったことは間違っていなかったんだって。とても嬉しかったです。

また、裕翔くんは少年倶楽部の収録で自分の団扇を数えたことがあります。薮さんに「裕翔何数えてるの?(笑)」と聞かれ「俺の団扇を持ってる人!」と嬉しそうに答えていました。その時に、団扇の数ってやっぱり気になるものなんだなと思いました。

 

私が団扇を持つ理由は言ってしまえば、自己満です。裕翔くんから頼まれたものわけでも裕翔くんが明確に団扇の数について語ったこともありません。それでも裕翔くんがファンの団扇に元気づけられていることは事実です。その事実だけで十分です。私がしてきたことは間違っていなかった、それがわかっただけで十分です。

 

冒頭に書きましたが、この1年で裕翔くんのファンはたくさん増えました。そして、自信がなさそうな裕翔くんは今現在どこにもいません。自信に満ち溢れた裕翔くんだけがいます。

私は裕翔くんに自信を持ってほしくて団扇を持ち続けていました。自信に満ち溢れている裕翔くんしかいない現在、もう私が裕翔くんの団扇を持つ理由はありません。しかし、私はこれからも裕翔くんの団扇を持ち続けようと思います。なぜなら、裕翔くんに見てもらいたい景色があるからです。

 

その景色を見せられるその日まで私は裕翔くんの団扇を持ち続けたいと思います。